Wine Column

「日本の輸入販売の歴史 \ 副題 発泡酒の隆」

今から35年ほど前はシャンパーニュと言えば、クリスマス時期のみに売れていた。青山の某高級スーパーマーケットでポメリーとモエの辛口・甘口が山積みとなって、特売されていたのを思い出す。

近年の販売で最も成功し、マーケットに根付いたのは輸入の発泡酒と思われる。それはスペインのカヴァからフランスのシャンパーニュまで幅広い。やはり日本人が泡の旨さに気づいたと言うべきか、もともと白ワイン好きの本性が現れたと言うべきかはわからない。

日本では初めの一杯がビールになったように、本能的に初めの一杯は泡入りを好んでいるようだ。従ってフランス・レストランの食前酒も今ではシャンパーニュが多く、グラス・シャンパーニュの市場は今ではとても大きい。

カテゴリー別にお話しすると

フランス産では
ヴァン・ムスー ブルゴーニュ地方のシャルドネ種主体が多いが、為替の事もありとても廉価で
供給できて、品質もアップしている。
クレマン やはりブルゴーニュ地方中心であるが、ロワール地方や南仏地方、アルザス地方も健闘している。
シャンパーニュ 昔は大手のネゴシアン・マニュピュランのみ世界的に有名であったが、やや価格がどうしても高い。それでも熟成期間が長いのは魅力的な味わいを産みだす。
ブルゴーニュ地方のぶどう生産者のように自ら産んだぶどうで造るレコルタン・マニュピュランの台頭も甚だしい。テロワールや品種の特性が良く表れたシャンパーニュが産まれる。
近年では協同組合の台頭も大きく、優れて安価なシャンパーニュも産まれる。

スペイン産では
カヴァ 何よりも安価で品質が良いのが魅力で、立ち飲みバーや家庭でとても人気がある。

新世界産では
スパークリング 豪州産、米ワシントン州などの安価な商品は人気があるが、米カリフォルニア州では価格もシャンパーニュ並みなので難しい。
チリ産はワインと一緒で本当に安価で品質の優れたものは人気がある。

イタリア産では
プロセッコ お手軽価格でバランスがよいものは軽くて食前酒として人気がある。
スプマンテ フランチャコルタを中心に品質が高い物は多いが、シャンパーニュ並みの価格となってしまうので苦戦中である。

いずれにしても 今後も発泡酒のマーケットは日本では重要で、長く続きそうである。

(2012年9月28日更新)


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