Wine Column

「優れた醸造家達とお話して」

7月の初めに来日されたフランス ブルゴーニュのドメーヌ・ジャック・プリュールの女性醸造長ナディーヌ・ギブラン女史と お話しする機会を得られた。

「お久しぶりです、2006年にはモンラッシェの収穫イヴェントで大変にお世話になりました。」
「ああ、あの時は前日にジャック・プリウールの小ホールでビソウのランチがあった時ですね。」
「そうそう、和食はうれしかったし。まさかドメーヌがコント・ラフォンのムルソー・クロ・ドラ。バールの 道はさんですぐ近くとは思いませんでした。」
「段々思い出してきました。」
「コート・ドールでもコート・ド・ボーヌやコート・ド・ニュイの優れたワインを造られていますが、 ギブランさんにとって、 両者の違いってなんですか?」
「ボーヌとニュイの違ってことですか?」
「そうです。」
「もちろん 土壌の違いもありますけど、私は丘の上からの谷がボーヌでは大きいいけれど、 ニュイでは細い道のようになっている事だと思っ てます。」
「なるほど、確かにボーヌとポマールの間のように大きな谷がありますけど、ニュイでは  シャンボール・ミュジニィ村のように小さな切れ目がありますね。」
「そう そこから降りてくる風がワインに繊細さを与えてくれているような気がします。」
「なるほど・・・。」
「それとギブランさんは発酵は徐梗されるんですか?それとも全房ですか?」
「一般的にはほとんど徐梗してワインを造ります。でもクロ・ヴージョとボーヌ・クロ・ド・ラ  ・フェギーヌでは強すぎる時は徐梗しません。」
「え、強すぎる時は徐梗しないんですか?それ一般的には逆のイメージですね。」
「ええ、梗を入れることによって葡萄以外の要素でワインが柔らかくする事が出来るんです。」
「ヘー、醸造って奥が深いんですね。」

7月末にはスペイン・トーレス社のNO,2でありながら、自らのワイナリーを始めたフェレール・ボベ氏とお話しする 機会があった。

「ボベさんはスペイン以外ではどこで醸造を勉強されたんですか?」
「トーレス社ではアメリカに勉強に行かしてくれて、モンダヴィ社で働きま した。」
「じゃあ、ティム・モンダヴィ氏(次男)とは知り合いですね。」
「えーよく知っています。同じ年の53歳です。」
「へえ、やはりお若いですね。」
「プリオラ−トではスレート土壌が特徴とおっしゃってましたが、他の場所では 赤ワインではどんな所がありますか?」
「プリオラート以外ではコート・ロ ティやバニュルスそしてポルトが知られています。」
「なるほどね。」

ちなみに現在53歳の人はワイン業界では当たり歳です。今春 叙勲された田崎 真也氏 もそうでした。

(2011年7月29日更新)


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