Wine Column

「元興銀マン ワインを造る」

ニュージーランドのセントラル・オタゴでワインを造る佐藤 嘉晃(よしあき)氏・40歳が自らのワインも初めて日本で販売される こともあって、尋ねてくれました。その時のやりとりです。

「出身はどこですか?」
「大阪です。」
「ワインに若いときからご興味があって、ワイン造りを始めたのですか?」
「いえいえ、初めは日本興業銀行で働きました、今はみずほ銀行ですけどね。」
「えー。全然違う畑ですね。それが何でまたワイン造りに?」
「初めはチリのワインをたまたま飲んで感動して、だんだんワインにはまっていきました。 銀行で働いてしばらくして、ロンドンに夫婦で赴任したんです。」
「そこでフランスとかイタリアとか近いので、夫婦でよくワイン産地を訪ねてワインを 試飲しました。」

「へえー。でもそこからワイン造りまで距離があるよね。」
「06年に銀行を辞めてニュージーランドのリンカーン大学で醸造を学び、07年からフェルトン・ロードで働きました。研修でフランス・ブルゴーニュの ビゾーや アルザスのピエール・フリックで醸造の経験もしました。」
「フランスでも面白いビオ系の造り手だね。」
「で今のマウント・エドワードで働くきっかけは?」

「やはりセントラル・オタゴで働きたく、09年に会社を移ってしばらくして醸造長になれと言われました。 妻は今でもフェルトン・ロードで働いています。」
「じゃあ、今年リリースしたSATOのピノ・ノワール09年はマウント・エドワードのぶどう?」
「いえ、知り合いの栽培農家から買ったぶどうで、出来るだけ自然な造りで添加物は一切入れないで造ったんです。」

「最近はニュージーランドでもビオ系の栽培農家は増えてるの?」
「そうですね、まだ全体では5%くらいですが・・・。 でもニュージーランドの ワイン造りは約30年くらいで、これから樹齢が上がるとさらに 良いワインが出来ると思いますよ。今は果実味中心ですけど。」
「確かに時間とともにあなたのワインは開いてきて、DRCに共通するエレガントな味わい を感じますね。」
「ありがとうございます。」

ニュージーランドにおける日本人のワインの造り手はますます増えて5人。
これからが楽しみです。

(2011年7月1日更新)


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