Wine Column

「2009年 フランス・ワインの出来は?」

巷間 フランス・ワインの2009年の優れた作柄が伝わってくるのと、ボルドー・赤ワインの価格も今までで最高の価格と言われている。確かに数社からプリムール価格の提示がありましたが、2005年を超える価格にびっくりするばかりです。

リーマンショック以降 世界の景気が冷え込んでいるのに、ボルドー・マーケットの人たちは随分と強気な姿勢だと変に感心する次第です。今世界の景気を牽引する中国マーケットの引き合いが強いとか、そううでもないとか様々な声が聞こえてきます。

確かに ここ何年かボルドー・ワインの買いが多かったアメリカ(ただし良いヴィンテージに限って)に替わって、中国がワイン・マーケットでも台頭してきているようです。

また中国では圧倒的にボルドー・ワインが強く、それもシャトー・ラフィット・ロートシルトの引き合いにはびっくりするばかりです。その理由は投資目的もあるのでしょうが、いわゆる袖の下にこれらのワインが使われているようです。

余談になりますが、現在 香港は全く関税がかからないのに 本土では50%の関税がかかります。そこで国境を2本づつ持って歩く人たちがいるようです、なぜなら2本まで無税なのと、人件費が安いために高額のワインなら十分にそれをしてもあうようです。ちなみに彼等のことを蟻と呼んでいるようです。

先月 日本でボルドー・赤ワインの2009年を特別に試飲できる機会がありました。約30種類のみでしたのと、特1級クラスはなかったので この試飲だけで全てを判断するのは危険だとは思いますが、私は正直に次のような印象を持ちました。

1、全体の味わいはエレガント
2、しっかりとしたタンニンは感じたが、やや酸が少ないかなと
3、例年よりアルコール度数が1度くらい高いかなと

結論から言うと確かに優れたヴィンテージだが、将来熟成が期待したようになるかはわからない。少なくとも 価格は高すぎると思います。ただし安い価格の商品には見っけものがあるかもしれません。

ではブルゴーニュ・ワインはどうでしょうか?

皆が口を揃えて言うのは赤ワインについては間違いなく偉大なヴィンテージだが、白ワインについてはやや酸が不足しているようです。

ここのところ面白いのが白ワインの07年と08年の比較です、人によって07年派と08年派が両方いて結論が出るのはちょっと先になりそうです。ただブルゴーニュでは確実に温暖化の恩恵があり、最近ではぶどうが熟さない年はないようです。

(2010年7月30日更新)


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