Wine Column

「ウイルスとの共存」

先日 新聞紙上に青梅市吉野梅郷の梅の木がウイルスに侵されているという記事を見た。

梅酒ファンの私にとって、とても心配な記事だったので、梅郷種といわれる優れた梅で長期熟成の美味しい梅酒を造っている木下商事の方とお話しをした。



「吉野の梅の木がウイルスに侵されているという記事を新聞で見たのですが?」

「そうなんです。現在 ウイルスに侵された木を伐採することにしているのですが、市の職員が目視で発見しているために、ちょっと困っているんです。」


「何でですか?」

「つまりウイルスに侵された木の葉っぱには斑点が入ってわかるのですが、ある人はそういう葉をむしってしまうので、目視では見つからないんです。」


「なるほど。」

「やはり 地元の吉野では梅の花の時期には、観光客がいっぱいいらっしゃるので、木を伐採していまうと困ってしまうという問題もあるんです。」

「それはそうですね。」

「さらに 将来 ウイルスが山梨の桃の木に感染すると、さらに被害が広がる恐れもあります。」

「うーん。」




そこには日本のワインの生産者も多く同席していたので尋ねてみた。

「甲州ぶどうもウイルスの侵されているという話も聞きますが、どうなんですか?」

「そうですよ。」


当然と言った答えが返ってきた。

「ウイリスを殺そううとしても無理なんですよ。我々は共存するしかないんです。」

「そうか、ずーと共存してきたんだものね。」

「そうです。人間だけが傲慢になっているという話です。」



そこで つい最近話題の有機農法やビオディナミについて考えた。
素人の私が勝手に推測するのもおかしいが、やはりビオディナミとは
ウイルスも含めたすべての生命体との共存のことを言ってたのか。

つまり自分に都合の悪いウイルスを薬なので殺そうと思えば、やがて
彼らも変化して我々に復讐してくるという訳だ。いたく納得!

(2010年7月1日更新)


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