Wine Column

「5人目のピュリニィ・モンラッシェ村の造り手」

ご存知かと思いますが、著名な白ワイン(モンッラシェを含む)を産むフランス・ブルゴーニュ地方のピュリニィ・モンッラシェ村では名前が有名なわりには、意外と在住の畑所有者の数は少ない。その理由として村の面積もそれ程大きくないとか、村以外の生産者が畑を所有しているとか、土地を掘ると水が出てセラーを作りにくいとか色々と言われています。

まず名前が挙がるのはドメーヌ・ルフレーヴとエチエンヌ・ソウゼのドメーヌ。そしてポール・ペルノとルイ・カリヨンでしょう。そして5人目に推薦したいのがドメーヌ・ジャン・シャルトロンです。

シャルトロンと言うと思い出すがネゴシアンのシャルトロン・トレビシュです。そう4代目のルネ・シャルトン氏はルイ・トレビシュ氏とともに1984年から2004年までネゴシアンとして経営していたのでした。

2004年になると5代目の息子ジャン・シャルトロン氏(現在42歳)が当主となり、ドメーヌ業に専業し、現在畑も増やして13haの畑(うち4分の3が白)を所有、16種類のAC(9種類はピュリニィ・モンラッシェ)に渡っている。

中でも代表的な畑は特級畑では3つ(シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、コルトン・シャルマーニュ)1級畑は6つ(ピュリニィ・モンッラシェのピュセル、カイユレ、フォラティエールなどに、シャサーヌ・モンラッシェとサントーバンに2つ)

しかもビックリしたのが3つのクロを所有し、3クロと呼びたい。

1、シュヴァリエ・モンラッシェのクロ・デ・シュヴァリエ 0,5ha

2、ピュリニィ・モンラッシェのクロ・デュ・カイユレ 1ha  
  少量お祖父さんへのオマージュで唯一の1級赤ワインを産む

3、ピュリニィ・モンラッシェのクロ・ド・ラ・ピュセル 1ha  
  両サイドがドメーヌ・ルフレーヴのピュセルとクラヴォイヨン

「お生れ育ちもピュリニィ・モンラッシェ村ですか?」

「父と祖父の折り合いが悪かったので8歳までザールで育ちました。」

「でも8歳からはピュリニィ・モンッラシェ村ですよね?」

「小学校もそうだったので、ぶどう造りの人はみんな知ってます。今度ドルーアン社の社長になった彼も同学年でしたから友達です。」

「以前お若い時に日本で研修されて滞在したとか聞きましたが?」

「ええ、学生時代3ヶ月日本で研修して池袋に住んでいました。」

「それ以来 池袋に行ったことはありますか?」

「4回くらい日本に来てますが、行った事はないです。」

「じゃあ今度 来日されたら行きましょう。」

「ぜひ 丸の内線はよく覚えていますよ。」

なかなかスマートな方で会話も弾んだ。

「去年も畑を買われたと聞きましたが、今高いでしょうし、話はどうやってくるのですか?」

「1ha当り約2億5千万円かな、喜んでいるのは銀行ですよ。 話は密かに表に出ないで来ます。」

「そんなに高くて合うんですか?」

「ビジネス的には合わないですね、子孫のためってとこかな。」

ぜひ醸造所を訪問してすべてのキューヴェを試飲したくなった、それに将来性も充分に感じられた人物でした。

(2010年4月28日更新)


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