Wine Column

「女性投資家」

先月の20日 当社の2階で催したワイン試飲会(ボルドー右岸とアルゼンチン)の話を初めに輸入元の(株)飯田様からいただいた時は、それ程 彼らのワインを知らなかったし、深く考えていた訳でもなかった。

しかし当日になって若き(多分30歳代半ば)メイルー氏から彼らのワイナリーの話を聞き、また実際にワインを試飲して俄然 興味が湧いてきた。

☆ガラス製品で商売に成功したカトリーヌ・ペレ・ヴェルジェ女史は2003年に惚れこんだ ポムロールのシャトー・ル・ゲイを買収した。彼女はフランスでも3番目の金持ちだそうである。

☆シャトー・ル・ゲイだけでなくラランド・ド・ポムロールのシャトー・グラヴィエールやポムロール のシャトー・モンヴィエルも買収、モンヴィエルは今ではフランスのアラン・デュカス・グループ に気に入られて全店で扱われているそうである。 昨年はポムロールのシャトー・ル・ヴィオレットも買収、何と4haの畑で1haの金額は4億円だそうである。 またアルゼンチンのメンドーサでもワイナリーを買収。

☆ビデオで見た2009年のシャトー・ル・ゲイでのワイン造りもすごかった。 何しろすべて手を使って徐茎し、一粒一粒選果台で粒ごとに選んで、少量づつ新樽に入れて発酵する。


そこで多くの疑問が湧いてきたので、メイルー氏に質問してみた。

「何で彼女はポムロールに投資するのですか?」

「彼女がポムロールのワインに惚れたからです。」

「確かに彼女は70歳とは思えないほど、若々しくて情熱的に見えますね。」

「そうです、彼女はお金はもういいんです。いいワインを造りたいんです。」

「そういえばポムロールとアルゼンチン・ワインっていうと、シャトー・クリネのジャン・ミッシェル・アルコート氏を思い出しますね。」

「そのとうり、シャトー・クリネも我々のシャトーのすぐそばです。」

「あなたの造ったメルロ種のロゼは価格も安くて、味わいもいいですね。」

「ありがとう、そうです唯一のポムロールのロゼです。」

「ただ一つ ネーミングがフェスティヴァル・ロゼじなくてロゼ・ド・ル・ゲイに すれば良かったのに。」

「私たちは白ワインもシャトー・ル・ゲイで造るろうとソーヴィニョン・グリ種を昨年植えました。」

「それは楽しみですね、ぜひ名前はブラン・ドル・ゲイにしてください。」

「マーケティングの助言ありがとうございます。」

これほどの投資についてあまり話が伝わって来なかった。
右岸好きのアメリカから何も情報がなかったのはフランス人達の間の話と彼女があまり宣伝をしてこなかったからこも知れない。

メイルー氏たちのチームは秋のポムロールの醸造が終ると、チームで春にアルゼンチンに飛んで収穫から醸造まで行うそうである。アルゼンチンでもとてもお買い得なワインとトップ・クオリティのワインを産んで興味が十分にある。

確かにこれまで多くの優れたワイナリーでの投資はほとんど男性が行ってきた。彼女がどんな気持ちでワイン造りへの投資と思いをもっているのか、直接 訊いてみたくなってきた。

(2010年1月29日更新)


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