Wine Column

「2010年 独立200周年記念を迎えるチリ」

近年 多くの国で優れたワインを産むようになったのは、醸造技術の国際化が大きく寄与している。さらに各国でテロワールへの探求と適したぶどう品種の植え付けに関心が集った結果と思われる。中でもチリのワイン関係者の努力には目を見張るものがある。
以前は中央部に集中していたワイン産地が南はビオ・ビオ・ヴァレイ 北はエルキ・ヴァレイやリマリ・ヴァレイと適地を求めて、高地にまで進出を始めた。

マーケット的なお話しをすると世界では近年のボルドー赤ワイン高騰の足元をすくったのは、アメリカではワシントン州であり、またアルゼンチンやチリのワインでした。
なぜならヨーロッパ全体はユーロ高の影響を受け、唯一スペインが健闘していたくらいでした。アメリカではカリフォルニアやオレゴンはすでに価格が高騰していた。またオーストラリアやニュージーランドではすでにやや価格も高くなっていたのでリーズナブルなワイン・マーケットでは難しかった。

日本ではワイン・ブームの際にチリ・カベのブームがありましたが、それは安価な赤ワインに注目が集っただけでした。しかし その後 チリ・ワイン品質の良化もあり、近年では飲食店マーケットでも十分に楽しめるワインが産まれ始めている。
さらに冷涼な気候を持つカサブランカ・ヴァレイやビオ・ビオ・ヴァレイで産まれる様々な白ワインやスパークリングは赤ワインのイメージが強かったチリのイメージを変えつつある。

フランス・ワインでは相変わらず景気に左右されずに、ボルドー、ブルゴーニュ・シャンパーニュを中心によく販売されているが、伸び悩んでいるのが南フランスです。
生産者も品種も多くて消費者にわかりずらいという面があるが、何よりもフラッグ・シップとなるワインが無いことが大きい。バロナークやドーマ・ガサックではそれほど知られていない。だがチリにはフラッグ・シップの赤がある「アルマヴィヴァ」「セーニャ」「ドン・メルチョ」など、さらに「クロ・アパルタ」「エム」もある。

またカベルネ・ソーヴィニョン種、シラー種、マルベック種だけでなく最近はピノ・ノワール種などにも挑戦しているチリの生産者たちに頑張ってもらいたいと思うのは私だけではないはずだ。

しかしチリに行くには時間がかかるので、当分は行かないつもりだ。どこでトランジットしても通算24時間以上飛行機に乗るのは勘弁してもらいたい

(2009年10月30日更新)


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