「ブルゴーニュ ワイン造りの世代交代」

2月号でブルゴーニュの秘密をお話ししますと言いましたが、ちょっと大げさな言い方をすると日本人の悲願でコート・ド・ニュイに日本人の血をと願っておりました。
確かにコート・ド・ボーヌではサヴィニィ・レ・ボーヌ村のちささんを先頭に、マランジュ村のかおりさんなどすでに数名がブルゴーニュのワイン生産者の奥さんとなっており、お子さんも産まれています。
しかし すでにコート・ド・ニュイに日本人の血が流れている事がわかったのです。

それはシャトー・ド・シャンボール・ミュジニィのジャック・フレデリック・ミニュエ氏です。彼のひいお祖母さんは長崎生まれの栗山ミツさんと言うお名前です。彼女は諸事情の中で上海に渡り、そこでフランス人男性と知り合いました。その後フランスに渡った彼女の曾孫さんがジャックです、私はお逢いした事がないのですが、彼は見かけは全くフランス人だそうです。
彼が昨年日本に来た時に長崎まで行って調べたそうですが、栗山ミツさんの手がかりは無かったそうです。
もし長崎の方で何かお分かりになったら、輸入元のラック・コーポレーションさんに連絡してあげてください。

彼も一族の中で初めて自らワイン造りをしている世代だそうです、その後34歳ながらドメーヌを自ら引き継いだティボー・リジェ・ベレール氏と遭いました。彼も5代目ながら初めて自らワイン造りをした世代だそうです。


「歴史をたどるとあなたはナポレオンに仕えたルイ・リジェ・ベレール将軍の末裔というわけ?」
「そうです、まあ2つ流れがあって従兄弟(ルイ・ミッシェル)は「ラ・ロマネ」を所有するドメーヌコント・リジェ・ベレールを継ぎました。私は「リッシュブール」を所有するティボー・リジェ・ベレールを継いだわけです。」
「ワイン造りの前は?」
「インターネットのワイン販売会社でディレクターをしてました。」
「そう言えば「リッシュブール」以外にも特級畑を持っているよね。」
「クロ・ヴージョもありますが、個人的にはニュイ・サン・ジョルジュの1級畑レ・サン・ジョルジュを2ha持っていてる事がうれしいです、全部で7haしかない畑ですから。」


「ワイン造りはビオディナミだよね?」
「ええ、すでにニュイ・サン・ジョルジュでは60%がビオディナミですよ。」
「あと このコルクの香りを嗅いでみてください。自然な木の香りがするでしょう? 」

「本当だ!」
「サルデーニアのコルクを使っています。」
「フーン、DRCと一緒だね。」


「ワイン用の樽材もすでに木を買って乾燥さくれる職人もやとっています。まるで料理のシェフのようにね。」
「すごいね!」
「へえー。」


「お決まりの質問です。」
「もし自由にブルゴーニュの畑が買えたら、どこの白と赤を造ってみたい?」
「ウーン、赤はボンヌ・マール。白はミュルソー・ジュネヴリエールかな。」
「ミュルソーはシャルムでもペリエールでもないのね。」
「そうです。」


チャレンジ好きの彼は昨年 ムーラン・ナ・ヴァンに2haの畑を買っており、今年から
ワイン造りをするそうである。確実にブルゴーニュも次世代の生産者が元気である。

(2009年2月27日更新)


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