「ABC ジム・クレデネン氏とお話しして」

6月にカリフォルニアのスター ワイン・メーカーが二人日本に来られました。1人はカレラのジョシュ・ジャンセン氏そしてもう1人はオー・ボン・クリマのジム・クレデネン氏です。ジャンセン氏のことは以前にもこのコラムで書いたので、今回はクレデネン氏のことを書きます。

1976年にカリフォルニア州立大学の法学部を卒業した彼はフランス旅行でワインに魅せられました。1978年から3年間ザカ・メサ・ワイナリーでワイン・メーキングを学んだ彼は1982年にオー・ボン・クリマを設立しました。


「フランス特にブルゴーニュで何でワインに魅せられたの?」
「ブルゴーニュにベッキー・ワッサーマンというアメリカ人の女性がいて、ブルゴーニュの優れた造り手を紹介してくれたわけ。」
「ああ確か彼女はサヴィニィ・レ・ボーヌの奥に済んでいて、アメリカに初めてフランソワ・フレールの樽を輸出したんだよね。」
「そう、それからピノ・ノワールとシャルドネに魅せられたわけ。」


「その当時 少なくともピノ・ノワールやシャルドネを造る人はあまりいなかったんじゃない?」
「そうジャンセン氏は1978年にカレラを立ち上げたし、シャローンとかアケイシアくらいかな。」
「じゃピノ・ノワールを植えたところから始めたの?」
「いや その当時ワイナリーにはアルザス系品種が植わってたんだ。中のピノ・ノワール種をぶどうをよく熟させて、収量をおさえて収穫して造り始めたのさ。」


「ふーん今日一緒に来てくれたイザベルは何歳?」
「彼女は13歳、あまり学校は好きじゃないんだ。」
「昨日のジャンセン氏とセミナーにもいたんだけど、本当に退屈したと言ってる。」
確かに彼女は当社に来るなり、いすに座って絵を描き始めている。


「そう言えばワインのイザベルは単一畑ではなくて、優れたピノ種のブレンドなんだよね。」
「うん、初めて造ったときは4人の生産者のぶどうで2樽だけだったな。」


「今好みのぶどう品種は何?」
「白はリースリング種、赤はサンテミリオンかな。」
「へえー、まさかリースリングは造ってないよね?」
「それが造っているんだな。」
「イタリアのぶどうもいろいろ植えててテロルデゴ種を造ってるのは俺ぐらいかな?」


「でもアメリカでもイタリア系品種は難しくて、あのモンダヴィも失敗したでしょ。」
「そう俺も失敗したよ。」
そうだ忘れてた、彼はいろんなぶどうにチャレンジしているんだ。


彼が造った「ヒルデガード」という白を飲みながら、いろんな話をした。 ピノ・グリ種主体で造られた優れた白ワインで和食にもピッタリのおすすめです。
「アメリカ人もシャルドネばっかりで、この白ワインはまだ03年。ほら飲み頃だし、とっても今美味しいだろ?」


一見ロック・スターのような彼も繊細で細やかな神経を使いながら話してくれる。彼の飽きる事ない好奇心に乾杯!

(2008年6月30日更新)


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