「シャンパーニュ万歳!」

新年明けましておめでとうございます。
年初はおめでたいシャンパーニュのお話しから。

今から30年ほど前の日本ではシャンパーニュは小売マーケットでもレストラン・マーケットでも クリスマスの時期にしか売れませんでした。
それも二つのブランドがあれば十分でした、「ポメリー」「モエ・エ・シャンドン」。青山の高級スーパー・マーケット紀伊国屋さんではこの二つのブランド、しかも辛口と甘口を揃えてクリスマス時期にセールしていたのを記憶しています。

その後二つのことをきっかけにシャンパーニュのマーケットは大きく成長しました。

☆レストラン・マーケット  

今から20年前までレストランでもホテルでもフランス料理の食前酒はドライ・シェリーと決まっていました。しかも今から考えると熟成しすぎたシェリーを、これがシェリー香と称して皆飲んでいました。

その後グラス・シャンパーニュが食前酒にとって替わり、大きくシャンパーニュの販売が伸びました。当時から今でも面白いことにノン・ヴィンテージ・シャンパーニュの価格はブルゴーニュの白ワイン・ミュルソーと同じくらいでしたので、そんなに高くはないですよとレストランの方に販売促進をしたのを覚えています。

☆小売マーケット 

やはり同じ位の時期からでしょうかヴーヴ・クリコ社のシャンパーニュの販売がもちろん ルイ・ヴィトン社とのからみで、百貨店にコーナーを設け新しい提案をしてきたのがきっかけとなりました。また同社が映画「パペットの晩餐会」と提携して女性客の心をつかんだのも大きかったと思います。

今では知識だけでなく味わいにおいても日本人の多くはシャンパーニュ好きになったと 言えましょう。我々業者も大手のシャンパーニュ・ハウスの商品だけでなく、いわゆる レコルタン・マニュプランと言われる小規模生産者のシャンパーニュも販売するようになってます。

最近出版された以下の本には大変興味深い記述があるのでご紹介いたします。

☆「シャンパン 泡の科学」
著者ジェラール・リジェ・ベレール 訳者 立花峰夫 白水社   

ランス大学の物理学教授が科学的にシャンパーニュの泡を研究した本です。

標準的なフルート・グラスからは約1000万個の泡が放出されている。80%は液面から直接空気中に放出され、20%の約200万個がグラスの中から立ち上がっている。

 

泡はグラス内部の傷や凹凸から生まれると広く信じられていますが、実際には 違います。グラス内部の不純物からです、例えばセルロース線維の中の小さな空洞などから泡が形成されます。いかなる物体も付着していないきれいなグラスでは、泡がまったくたたない。

 

泡はグラスを上昇中に大きくなります。泡が上昇する時に液体内の過剰な二酸化炭素をどんどん泡に引き寄せて、約10センチの旅の中で堆積にして100万倍となります。

 

気体の泡は上昇するために重力を必要とします。宇宙ステーションでシャンパーニュ を抜くと泡が上昇しないために瓶内で泡がどんどん大きくなり、やがて瓶からあふれ出します。

 

太陽系の惑星の中で最も小さな泡が得られるのはどこでしょう?正解は木星で重力の加速度が地球の約100倍あります。

それでは皆さん いつか木星で細かい泡を愛でながらいつか乾杯しましょう。

 

(2007年12月29日更新)


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