「オーパス・ワンの近況」
5月始めにあのカリフォルニアの著名なワイナリー「オーパス・ワン」の経営サイドのアメリカ人の友人2人が日本に来るので逢いたいと連絡があった。

2年前にやはり彼らは日本に来てお会いしている。その時の話題は数年前に東京で行われた「オーパス・ワン」の垂直試飲の効果並びにその秋にワインメーカーを日本連れてきて試飲会を開催したいとの相談だった。

私ははっきりと彼らに言った。
「数年前 新宿のホテルで開催された試飲会ほど勿体無い試飲会に参加したことはなかったと。」

なぜなら あのCh,ムートンからフィリピーヌ女史が来られ、オーパス・ワンからチーフ・ワイン・メーカーが来られ、しかも初めてのヴィンテージからすべてマグナム・ボトルでのサーヴィスであった。
ワインがいずれも状態も味わいも素晴らしく、個人的にはオーパス・ワンを見直すいい機会であった。

なのに何と100人ほどが座れるテーブルに半分の50人しか着席していない!
あー、実に勿体無い!

これはこの企画を任せた広告代理店のせいであったそうである。


今回の相談の目的は昨年から変わったオーパス・ワンの流通についてであった。
つまり半分のオーナーであったロバート・モンダヴィ社の権利がコンステレーションに移行し、フランス・ボルドーのネゴシアンを通じての流通となった。
従ってそれまでの日本の独占代理店メルシャン(株)から複数のボルドーのネゴシアンと取引のある会社が日本へ輸入出来るようになった訳である。
最も当時から並行輸入では沢山日本に輸入されていたが、ボルドーのシャトー・ワインのようにオープン・マーケットに移行した訳である。

「アメリカ本国では生産量の何パーセントをオーパス・ワンでは輸出に回しているの?」
「決まっていて毎年25%だよ。」
「じゃあ75%が国内マーケット用?それで足りてるの?」
「いや いつも国内の販売元からは足りないって言われる。」

「知ってるか今回の流通の変化で日本に輸入されるオーパス・ワンの数量が12倍に増えたのを?」

「知らない。そんなに増えたら日本のシェアーはどのくらい?」
「たぶん世界の輸出量の60%くらいになってるんじゃない。」
「えー、じゃあ生産量の15%も日本が買ってるんだ。」
「そうなるね。」

「喜ぶのは早いよ!たぶん日本で増えた分はレストランや個人マーケットではなくて夜のマーケットに行ってるよ。」
「夜のマーケットって?」
「銀座のクラブヤ新宿のホスト・クラブサ。」
「アメリカだってラスベガスでは随分オーパス・ワンは売れてるよ。」
「ウーン、ちょっと違うんだな。じゃあ今から銀座でマーケットの調査するか?」
「いいね。」
「その代わりラスベガスにも招待してよね。」
「いいよ。」


(2007年6月1日更新)


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