「フランス ボルドー・ワインの今後の価格」
業界的には今 一番の関心事はボルドーの、いわゆる格付けシャトーの今後の価格動向である。
なぜなら2000年で品質の高い評価とともに価格の大幅アップ、そして2003年のあの異常気象の年もさらに価格アップ。とどめは2005年のプリムール価格だ。
何とあのシャトー・マルゴーがプリムール価格で7万円という高値を付けた、他のシャトーもおして知るべしである。


それらは単なる2005年のプリムール価格の高騰で終わらなかった。2005年の価格アップにひきずられて、ボルドー在庫のすべての価格のアップ、さらにユーロがさらに高くなるという現象の影響で輸入元は新たなボルドーからの輸入を控えた。
従って国内ではそれに気がついた流通業者が国内在庫を買いまくった、結果 割安感のあるボルドー特に左岸のワインは現在品薄である。


なぜ2005年のボルドー価格はかくも高騰したのでしょうか?
ここから考えないと今後の予想は出来ない。


まず確かに2005年は良かった。先日お会いしたジェフリー・デイヴィス氏もフランス在住30年間で自分の知る限り最高のヴィンテージであると言っていた。
その背景にはワイン・ビジネスの興隆とともに
1、 畑におけるぶどう栽培の進歩(有機的な技術の導入)
2、 温度管理の出来る醗酵槽の導入に見られる醸造技術の進歩。
3、 セカンド・ワインの導入に伴うグラン・ヴァンの良化。
4、 マーケットにおける品質評価。
などが挙げられる。

以上は今後も変わらず推移するだろうが、他の経済的な要素も新たに加わっている。
1、 世界的な投資的な動き。
2、 新興国 中国・ロシアの金持ち達のマーケットへの参入。

以上を考えてみると賢い消費者は次のことを狙うべきである。
1、 00年、03年、05年のような良作年のお買い得ワインを探す。
特1級のようなワインはすべて高値であるが、格付け下位やクリュ・ブルジョア級はそれほど高くない。
2、 99年、01年、04年のような評価の高くないヴィンテージの中に掘り出しものがある。
3、 格付けのメドック側はおしなべて高値を付けても、右岸(サンテミリオン)には品質のわりにお買い得なワインがある。


ただしあなたが次のタイプの消費者なら上記の策は何も意味を持たない。
1、 ワインに投資して一儲けしようと思っているあなた。
2、 いかに05年の特1級シャトーのプリムールを安く手に入れたか自慢するあなた。
3、 将来 高値の付いた05年のシャトーをセラーに並べて友人に自慢するあなた。

1945年から始った戦後のボルドー・マーケットを考えると。
1982年までは一部のプロとほんのわずかの愛好家のみのマーケットだった。
1982年からパーカー氏の本によって大きく広がったマーケット。
2000年以降はさらに投資家も加わって変質したマーケット。
今後はヴィンテージによって大きく価格は変動するが、全体は価格上昇としか言えない。
残念!
(2007年2月5日更新)


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