「ドミニク・ローラン氏と話して」

10月末ブルゴーニュの著名な醸造家ドミニク・ローラン氏とお会いして、食事も一緒にさせて頂きました。
新樽200%の醸造家のイメージが強いですが、04年産のワインを一緒に彼と飲みながら様々なお話しをしました。

「奥さんのシルヴィさんはお元気ですか?」
注・シルヴィ・エモナン女史は著名なジュブレイ・シャンベルタンのドメーヌの跡継ぎでもある。
「元気だよ、ますます強くなってるよ(笑)」
「そうですか。」
「ブルゴーニュの女性醸造家はみんな強いよ、シャンボール・ミュジニィのジスレーヌ・バルトーを除いてはね。」
「それって彼女のことが好きっていう意味?」
「そういう訳じゃないけど。」
たわいもない話しで始まった。

「あなたが初めてワインを造ったのはいつ?」
「1987年。でも少量だから正確には1989年からかな。」
「それまではネゴシアンかドメーヌの二つしかなかったから、醸造家主導のネゴシアンとしては魁だよね。」
「ありがとう。」

「どうやってワイン造りを学んだんですか?」
「自分(ドミニク)には4人のワイン造りの先生がいるんだ」
「へぇー。誰ですか?」
「1人はボーヌで畑を所有していたアンリ・フェーヴル氏。彼の畑のぶどうで今でもワインを造っているよ。黒ラベルのボーヌがそうさ。」
「そうそう。前から訊こうと思ってたけど、ラベルの黒いワインの意味は?」
「今6つくらい造ってて。初めからその畑のぶどうでワインを造ってて思い入れがあるもの。」
「あぁ、そうなんだ。」
「それからギィ・アカ氏。」
「あのレバノン人醸造家の?へぇ。そうなんだ。」
「あとミッシェル・ベタンヌ氏。」
「あのクラスマンの?」
「最後が友人のお爺さんで樽職人の人。彼には新樽の意味を教えてもらったよ。」

「確かお菓子職人の家に生まれたんですよね?どの辺で?」
「フランシュ・コンテさ。」
「ワイン造りの前は何をやってたの?」
「俺は何でも凝り性で、オームの飼育をしてたんだ。」
「オームの飼育!」
「動物がすきなの?」
「今でも犬は飼ってるよ。」
「どんな犬?」
「自分はチワワ、シルヴィはラプラドール。(笑)」
「それは笑えるね。」

彼はさすがにブルゴーニュ中のワインに精通していて。
「あなたのクロ・ド・ラ・ロッシュはどの辺のぶどう?」
「クロ・ド・ラ・ロッシュは18haあるけど真の畑は3ha。
 つまりロッシュ(岩)土壌の畑じゃなきゃね。3人しかいないよ。」

「それは誰?」
「ポンソ、ユベール・リニエ、そしてジャン・ラフェだよ。」

尽きることなく話は続いた。彼の04年産はとてもエレガントで樽のニュアンスも 程よく、年々良くなっている。そして彼の造る白ワインも素晴らしかった。
将来は息子とドミニク・ローラン フィス・エ・ペールというワインの会社も考えているとのこと。
それにしても巨漢である、少しは歩いた方がいいと思うのだが移動はすべてタクシーだった。
(2006年11月2日更新)


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