「ワイン造り手の知恵、SO2は悪役か?」

6月末にカリフォルニアのソノマでワイン造りをされている私市(きさいち)氏が日本に来られ、ワイン造りについて面白いお話しを聞かせてくれた。

氏は大阪の酒屋さん出身で1991年にアメリカ人奥さんのレベッカさんとブルゴーニュに旅立ちワイン造りを目指したのでした。その後カリフォルニアに渡り1999年に「幻メルロ」をリリース、その後ソノマに待望の畑を取得して「幻ピノノワール」を発売。

彼いわく昨年農水省の役人さんが尋ねてきて今日本ではビオディナミ・ワインがブームと言ったそうです。具体的に私市氏が質問するとSO2無添加ワインが体によいと皆思っているとの答え、衝撃を受けた氏はSO2について皆に説明してくれました。

「SO2は悪役ではない!」
私市氏いわくワイン造りにおいてSO2添加は必要不可欠なものである。
1、SO2はワインの酸化を防ぐ。
2、ワインの色合いの褐色化を防止。
3、発酵・熟成中に発生するアセトアルデヒドの生臭い臭いを消す。
4、悪玉微生物の発生を抑制。


以上の利点があり、SO2は量を考えながら使用すればワイン造りには欠かせないものだそうです。
SO2無添加を声高に叫ぶ輸入元や酒屋さんに鉄槌を!
確かにヴァンサン・ルフレーヴのマダムも同じ事をおっしゃっていたし、イタリアの自然派グラヴナーもSO2を使用しないで実に多くのワインを無駄にしてしまったと意っていました。

やはり6月末に来日されたブシャール・ペール社の醸造責任者プロス氏とドメイヌ ジャン・ボワイヨのボワイヨ氏が同じ話をされていたので・・・・。

「03年のように異常に暑い年は特に白ワイン造りでは難しかったのでは?」
お二人とも
「あのような年の白ワインの造り方は出来るだけ新樽を使用しないで、マロラクティック発酵もしなければ酸もあって良いワインが造れます。経験の浅い造り手は焦って補酸をして失敗した人もいたようですね。」
確かに彼らの03年の白は素晴らしい出来でした。

ワインの造り手の方とお話しをしていると、なるほどと感心するばかりの昨今です。
(2006年8月1日更新)

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