「アメリカ・イギリスそしてフランス」
政治の世界ではイラク戦争以来アメリカとイギリスは協調して行動している。
またフランスはイラク戦争には反対で一時アメリカ・フランスは険悪な関係となった。
実際 2年前の秋にボルドーに行った時はめっきりアメリカ人観光客は減っていたし、
シャトー・ムートンの収穫には世界から人々が来ていたが、なぜかアメリカ人はいなかった。

一方 ワイン・ジャーナリズムの世界ではイギリス人ジャンシス・ロビンソン女史がシャトー・パヴィ03年はジャムのようなワインとの発言以来 ロバート・パーカー氏と激しく対立、イギリス側にはクライヴ・コーツ氏も加わった。

先日 アメリカ人ながらボルドーに住んでネゴシアンを営むジェフリー・デーヴィス氏が訪ねてきて、話しをするうちに面白いことに気が付いた。
「ボルドーは保守的な社会だからネゴシアンやるのは大変じゃない?」
「そうさ、ボルドー グラン・クリュのプリムール割り当て何て100年たってもないよ。」
「そうですよね。」
「でも右岸(ライト・バンク)は違うよ。十分に商売が出来る。」

ボルドー右岸=親米 ボルドー左岸=反米

単純に図式化は出来ないが、何となく上記の図式が頭に浮かぶ。

右岸には有名なコンサルタントが3人いる。ミッシェル・ローラン氏を筆頭にヴァランドローのジャン・リュック・テヌヴァン氏、そしてモンドットを造ったステファン・ドルノンクール氏。

デーヴィス氏はパーカー氏とも親しくローラン氏をハーラン・エステートに紹介したのも、ヴァランドローをパーカー氏に教えたのも彼。またシャトー・オーゾンヌのヴォーティエ氏もパーカー氏と親しい。
つまり右岸のシンデレラ・ワインはどうやらデーヴィス氏からパーカー氏ルートで紹介されたようである。

一方 メドック・サイド(左岸)は確かに伝統的な階層社会がメンバーを占めており、パーカー氏が格付け見直しを胃ってもどこ吹く風である。そこはフランス人 商売もあるから表向きの顔はパーカー氏にも優しい。

今やワインの世界もお金と人脈がからまって複雑な様相を呈しているが、それらが垣間見えるのが上映中の映画「モンドヴィーノ」である。ただし多少ともワイン業界のことを知らないと全くわからない映画なのでご注意を!
(2005年12月1日更新)

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