「ミルランダージュって何?」
ブルゴーニュの大ワイン・メーカーのジャン・クロード・ボワセ社は02年に若き醸造家グレゴリー・パトリア氏を起用した。これはボワセ社のご子息ジャン・シャルル氏の決断でついに量メーカーから質メーカーへの転換を計ったと思われる。

先日 若きパトリア氏が来日し、ワインの試飲とお話しをする機会があった。
彼は4年間ドメイヌ・ルロワで研鑽をつんでおり、その影響からか契約のぶどう栽培農家にはオーガニックな栽培をお願いし、自分も時々畑を回っていると言った。
「ルロワの時はマダムは恐かったんじゃない?」
「そうだよ。だからほら頭がうすくなっちゃった。」
と冗談を言った後、

「ミルランダージュのぶどうを探して使用している。」

「ミルランダージュって何?」
「ミルランダージュってのはあるウイルスが樹齢の高いぶどうの根っこにふれると、
ウイルスが感染して、そのぶどうの樹は小さな実しか付けなくなるんだ。」

「へえー。」
「でも それは悪い事ではなくて凝縮感のある果汁がとれる訳、そして良いワインになるって訳。」
「それはシャルドネでもピノ・ノワールの樹でもでもあるの?」

「ピノ・ノワールの方が多いけどシャルドネもあるよ。」

病気のぶどうの樹を探している変な醸造家は話を続けた。
「ブルゴーニュの中でミルランダージュの樹を探しているのは、まだ僕だけなのでとっても有利って訳。」
「確かに。」

彼の造ったワインは正確には03年からのワインで、試飲したが確かに滑らかになっていて美味しかった。
「ワイン評論家のために仕事をしてるわけではないけど、最近のパリの試飲会でとっても評判が良かったんだ。」
「おすすめは?」
「個人的にはシャンボール・ミュジニィが気に入ってる。」

「わかった、ありがとう。」

ブルゴーニュの若き醸造家とウイルスに幸あれ!
(2005年3月1日更新)


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