「ワインの需要と供給」
昨今 ワインの輸入元の話しでは商売がなかなか難しく、売り上げが苦しいという声をよく聞きます。確かに たぶんワインの需要に対して供給が多く販売が難しくなっている現状があると思います。

考えて見ますと世界でも限られた畑しかなく生産量がわずかな高級ワインもありますが、多くのテーブル・ワインは新世界(アメリカ・カリフォルニア・南米など)でも造られるようになったため食糧不足が言われるなか供給過剰となっています。

また面白い事にアメリカ・日本など従来ワイン消費国でなかった国でワインの消費量は伸びましたが、従来の消費国(フランス・イタリアなど)では消費は減少傾向です。

ヨーロッパでは特に若者がそれほでワインを飲みません。

それで どういうことになるかと言えば、ヨーロッパの生産国は輸出に期待するわけです。
しかし オーストラリア・ワインがイギリスのスーパー向けに多量に輸出し、南米(チリなど)は
北米マーケットを狙いといった具合で思うように輸出が伸びてはいないのです。
またアメリカでは自国のワインも余り始めてきています。ヨーロッパではドイツの経済低迷が大きくイタリアなど従来 ドイツに多量に輸出していたワインが余りはじめています。

こで皆 アジアと言っても主に日本に期待して売り込みに来るわけです。
日本のワイン・マーケットが大きくなった事は事実ですが、彼らの期待に応えられるだけの規模ではありません。そこで 昨今 日本でもワインが供給過剰となるわけです。

日本でも数年前の赤ワイン・ブームの時は需要が供給を上回りました。また 昨年のボジョレー・ヌーヴォーの時期には「世紀のヌーヴォー」とマスコミが書いてくれたために、本当に3,4日であれだけ飛行機で輸入されたボトルが店頭で完売しました。

そういうことが時々あるために、何匹めかのドジョウを狙って輸入元はワインを輸入してしまうのです。でも 考えようによっては消費者にとっては価格の安いワインが手に入れられる機会が増えるし、レアもののワインもゲットできるというメリットもあります。

また ワインだけでなく今の日本の多くの商品は需要に対して供給オーバーな国になっているわけです。これが世界に冠たる先進国・成熟国家?の姿というものです。


 

(2004年8月10日更新)


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