「2004年はワインにとってつらい年」


輸入ワインは為替の問題(特にユーロ高)の影響で今年の輸入価格はアップしそうです。
また昨年のヨーロッパの猛暑で産地では生産量が軒並み15−20%ダウンしています。
主だった産地別に見てみますと。

(フランス・シャンパン)

昨年はコート・ド・ブランのシャルドネ種が天候被害で壊滅的な被害を受けたのとユーロ高で春には日本の輸入元も値上げを考えています。

(フランス・ブルゴーニュ)

ボルドーに比較して安定していたブルゴーニュの価格も01年産くらいから、じわじわと値上がりしています。しばらく高値安定といった様子です。

(フランス・ボルドー)

ご存知のように00年が秀作年であったため価格はかなり高騰しましたが、99年と今入荷が始まった01年はダブつき気味なのでこれらの年から狙い目のものを探すべきでしょう。

(イタリア トスカーナ・ピエモンテ)

著名なバローロもいわゆるスーパー・トスカーナもかなり価格がアップして日本のマーケットでも困っていますが、しばらく人気銘柄は価格が高値でしょう。

(カリフォルニア ナパ)

ドルは安くなっていますが、ナパの著名なワイナリーは強気で価格は高値安定状態です。
一部中間帯のワインが現地で余り始めていますが、まだ日本のマーケットにはその影響は出ていません。

以上のように主だった産地はすべて価格について悲観的な要素が多いですが、ご心配なくそんな時こそ我々プロの出番です。

  1. すでにユーロが安い時に輸入された商品を発掘する。
  2. 新世界(特にオーストラリア)などではまだコスト・パーフォーマンスの高い商品がある。
  3. 輸入元とタイアップしてインデント・オーダーで安く仕入れる。

等など、腕の見せ所です。

先日「クロ・ド・タール」の造り手ピティオ氏との会話をおまけに。

「昨年みたいな収穫の早い年は過去ブルゴーニュであったのでしょうか?」
「1947年がそうでした。1855年に残された文献では1350年からの収穫日の記録がすべて残されています。」
「それって日本では室町時代だ!」

さすがに地政学の専門家で本を出版されている方だけあって、その深い造詣にビックリ。




(2004年2月9日更新)



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