「フランス ブルゴーニュの造り手を訪ねて パート2」

 前回に引き続きブルゴーニュの造り手をご紹介します。今回ご紹介する三軒の造り手とも世界的に有名な白ワインの造り手ですが 三軒ともシャルドネ種でワインを造っています。同じぶどう品種でも土壌と造り手でいかに味わいの違いがでるか面白いですね。

(コント ラフォン) ミュルソー

 単にミュルソーの素晴らしい造り手としてだけでなく 世界の白ワインの名手と言われるドミニク ラフォン氏。残念ながら不在でしたがセラーでモンラッシェまで樽から試飲する事ができました。

 ここの素晴らしい白ワインの秘密は たぶん以下の二点にあるのかなと感じました。

  • ドミニク氏が徹底して葡萄栽培から醸造・熟成まで完全主義を一貫して貫いている事。
  • そんなに大きなドメイヌではないが それを支える各部門のスタッフが充実して情熱を持ってワイン造りに参加している事。

 つまり細かい技術的な秘密を持っているのではなく 当たり前の事を着実に行っていると言う印象を強く持ちました。それにしても ここでの樽からの試飲は何を飲んでも素晴らしく冗談ですが これじゃ試飲しても意味がないと思わず叫びました。

 興味深かったのは彼らの評価ではミュルソー シャルムの方がミュルソー ジュネブリエールより上位に置いている事、また唯一の赤のヴォルネイも99年は素晴らしいワインでした。

(ボノー ド マルトレー) コルトン シャルマーニュ

 所有者の伯爵は長身で実に優雅にゆっくりとお話しをされる初老の紳士です。伯爵がお父様からこのドメイヌを引き継いだのはそんなに古くはないようですが ワインに対する情熱は並々ならぬものを感じました。

 古くはシャルマーニュ大帝が所有していて有名なここのワインにはこんな逸話があります。大帝はいつもコルトンの丘の赤ワインを愛飲していましたが お年を召して髭も白くなった頃 つい赤ワインをこぼして髭が赤くそまるのを婦人がいやがられたそうです。そこで大帝は仕方なく白ワインに植え替えたと・・・・。

 世界的に有名なコルトンの丘の大部分を伯爵は所有されています。80年代のコルトン シャルマーニュも試飲させて頂きましたがどれも素晴らしく やはり特級の本当に良い白ワインには熟成が必要と痛感しました。

(ビヨー シモン) シャブリ

 シャブリの村の中の小川も間断なく降り続く雨のため 今にも溢れるばかりに水が流れていました。その小川に沿って何軒かの小さいながら素晴らしいシャブリの造り手が並んでいます。

 手前からドメイヌ パンソン、ここは一級のモンド ミリューが素晴らしく特級のレ クロにも少し畑があります。

 続いてジェラール デュプレシス、本当に昔ながらのシャブリを少量生産するドメイヌで長い髭をはやした哲学者のような風貌の所有者です。熟成して旨みを増す一級をいくつかと特級のレ クロを少量造っています。

 一番奥にあるのがビヨー シモンです。生産者としては長い歴史があるようですが 近代的な発酵タンクを導入してきれいなワイン造りを目指す一方 シャブリの土壌からくる味わいもしっかりと残して近年大変に評価の高い造り手です。ベルナール シモン氏は実に優しい表情をされた方で 熱心に試飲をさせて下さいました。

 シャブリは名前が先行して有名になったワインのため 辛口白ワインの一言で簡単にかたづけられますが 様々な造り手が個性あるシャブリを造っています。

(2001年4月16日更新)



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